2012年7月3日火曜日

Google DriveとChromeに思うところ

今年もサンフランシスコに行ってきました。
Google I/O 2012です。AndroidとかGlassとかApp Engineとかについては色んな人が書くと思うので,私はそこを避けましょう(というかそもそもセッション受けてないし)。

・Google Drive
Google DriveはSDK v2のリリースによって,真のファイルシステムになった。
外部アプリからファイル入出力が可能で,それが即座に同期される。
Chromeというブラウザが,プラットフォームへと進化した。
(将来的にはBluetoothやUSBなどのデバイスとChromeが直接通信するようになるらしい)
Google I/O当日のキーノート終了直前までTBAだった下記のセッションは,
まさにGoogleがChromeというプラットフォームにブレることなく進んでいる
という印象を受けた。

What's New in the Google Drive SDK
http://www.youtube.com/watch?v=25HkrDjg6sQ

・Chrome for iOSの意味
GClueの佐々木さんとかも同じ事を言ってて,今更お前が言うなよって感はあるけど,
僕が思うにChrome for iOSが象徴する最も重要なことは,
Windows,Mac,Linux,iOS,Androidという現在のインターネットトラフィックの大部分を占めるすべてのプラットフォーム上でSPDYが使えるようになったこと。
これによって,すべてのプラットフォームで高速でセキュアな通信が得られる土壌ができた。

上記2つの基本的な事柄を踏まえた上で,WebIntentsやChrome Extensionが外堀を埋める。
Google Drive SDK v2に対応したNode.js IDEがChrome Extensionとしてリリースされ,簡単に安くスタートできるIaaS(Google Compute Engineがこれになるのか?)が
出てくれば,開発者は結構移動するのではないだろうか。

取り敢えずこの状況を適切な環境から眺めるためにnew Chromebook欲しい(´・ω・`)